朝日新聞社
先日は朝日新聞社に行ってきました。
中はこのようになっています。
朝日 しんぶん館
こちらは、誕生日など、指定した日の新聞がプリントできるという、しんぶん館(一回300円)です。
ミニ輪転機
受付を済ませると、まず、ビデオを見る部屋に通されます。部屋の後ろの方には、このようなミニ輪転機が展示されています。
そして時間になったところで、まず。新聞ができるまで、という内容の、約10分のビデオが上映されます。
ここで、朝日新聞は、1879年創刊であること、1時間に18万部を印刷することなどが解説されます。
次に、最初に配られたこのバッチの色によってグループ分けされ、見学に向かいます。なお、新聞社内は、一部の許可されたところを除き、原則写真撮影は禁止です。
最初に向かったのは5階で、ここには報道局と編成局があります。非常に広いフロアーで、デスク会議が行われるという局長室を除き、一切の仕切りが無く、全体が見渡せるようになっています。
そのあと、パネルを使った解説があります。
新聞の朝刊に使われている文字数は、広告を除いて17万文字ということ、新聞の一面の上の右側の一番目立つところを「ヘッドライン」上の左側の角のところを「肩」とよぶこと、電話の無かった時代、記者は伝書鳩を使って記事を新聞社に送っていたことなどが解説されます。
さらに、記者から寄せられる記事の内、実際に使用されるのは、全体の10分の1というお話もお聞きします。それ以外の記事は、後日、掘り下げてから使用されるか、ボツになるかどちらかとのことです。
続いて4階に向かいます。ここは、「今日の地域面」を作成しているところで、地域別に分かれています。ここも先ほどの5階と同様にフロアーは一面仕切りがありません。
そして地下3階に向かいます。ここは輪転機があり、印刷をするところです。エレベーターの扉が開くと、さっそくインクの匂いがしてきます。
輪転機は、建物3階分ぐらいの大きさがあり、刷版(さっぱん)というアルミの板が取り付けられています。
ここで、現在行われている、大豆から作られた固く粘り気のあるインクを使い、刷版の文字をゴムのローラーに写し、それを紙に印刷する、というオフセット印刷について、実験しながらの解説があります。さらに、昔使われていた鉛版(えんばん)についての解説もあります。これらは、実際に触ってみることもできます。
しかし、このときは輪転機の調子が悪いとのことで、動いている様子を見ることはできません。残念ながらまたの機会ということになってしまいます。
次に発送室に向かいます。ここは写真撮影可能です。
こういった作業も、昔は手作業で行われていたそうです。
そして、エレベーターで最初に部屋に戻るのですが、このとき、エレベーターの扉には、世界27ヶ国の新聞がデザインされているというお話をお聞きします。最初は気がつかなかったのですが、良く見ると確かにそのようなデザインになっています。
朝日新聞の創刊号の復刻版
こちらは、今回もらった、朝日新聞の創刊号を復刻したものです。紙二枚で計4ページで、値段は1銭です。現代の値段に換算すると、約500円~600円ぐらいとのことです。
(表)
(裏)
また、最初に受付をしたときに写真を撮り、帰るときにこのように新聞にしたものをもらえます。裏は、その日の本当の新聞が印刷されています。
カラー印刷のしくみ
一方こちらは、同じくおみやげにもらった、カラー印刷のしくみについて解説されたものです。
案内のはがき
8月27日の朝日新聞朝刊の地域面
そして、翌日の朝日新聞の朝刊の地域面に、上の写真の記事が載ります。実際には、白く消されている部分に私の本名が載っています。
各画像はクリックすると拡大します。
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