先日は、合羽橋の道具街に行ってきました。まず、地下鉄の田原町駅から浅草通りに出ます。すると、通りには、仏壇・仏具の店が多数軒を連ねています。
そして、交差点のところで、かっぱ橋道具街へと向かいます。通りにさしかかると、ここのシンボルともいうべき、上の写真のニイミの巨大なシェフが迎えてくれます。
通りには、食器、看板、券売機、レジスター、ユニフォーム、食品サンプルなど、飲食店向けの商品の店が並んでいて、その数は想像以上です。
イワサキ・ビーアイ 合羽橋ショールーム
そんな中、最初に向かったのは、80年の歴史を誇る食品サンプルのパイオニア「イワサキ・ビーアイ」の合羽橋ショールームです。ここは、入口のところの巨大なカブトムシが目印です。今回はここで、食品サンプル作りの体験をします。
コンクール作品
時間までの間、しばらくショールーム内を見て回ります。ここでは、さまざまな食品のサンプルが、展示、販売されています。プレゼントなどにもよさそうです。
そうこうしているうちに時間になり、いよいよ食品サンプル作りがスタートします。最初に、スタッフの方が実演しながら説明をします。
こちらが、サンプルの制作に使用するロウと湯です。ロウは約60℃で湯は約40℃という温度です。今回は、天ぷらとレタスを制作します。まずはエビの天ぷらを作ります。
その際には、天ぷらの衣になるロウを、おたまですくって紙コップに入れ、それを約30cmの高さから、湯の中にジグザグになるように、ゆっくりと垂らしていきます。
するとロウは、湯の上で本物の天ぷらの衣のように固まっていきます。
それを片手ですくって、その上にロウで作ったエビをのせます。
そして、そっと押さえて、水の中に入れてロウを固めればできあがりです。
まさに職人の技といった感じの、実に見事なできばえです。
続いて、今度はレタスを作ります。
まずは、白いロウを湯の中に垂らし、それをそっとおたまで伸ばしていきます。
そして、その隣に緑のロウを同じように垂らして伸ばします。
続いて、それの白い部分を持って湯の中に沈めます。するとロウが、レタスのように伸びて行きます。それを湯から出して、白い部分が中になるようにして、本物のレタスのようにそっと丸め、水に入れて冷やします。
そのようにしてできたものが、下の写真です。
この作業をもう一度繰り返し、二度目にできたもので、最初に作ったものを包みます。以上で、レタスの食品サンプルの完成です。
完成した物を、今度は少し温めた包丁で切ります。
こちらも、本物のような、すばらしいできばえです。
そして今度は、いよいよ自分で作ります。
後編に続きます。
各画像はクリックすると拡大します。
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